かるーく巡る戦国時代と武将の歴史考察&紹介( ・`ー・´)

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ラグビーW杯 ニュージーランドのハカに対抗した鶴翼の陣

大きな盛り上がりをみせた日本開催の2019ラグビーW杯は南アフリカの三大会ぶりとなる優勝で幕を閉じました。ラグビーの面白さを教えてくれた素晴らしい大会でしたね。

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この大会で世界ランキング2位のアイルランドを破り、世界に衝撃を与えた日本代表でしたが、もう一つ大きな番狂わせとなった試合がありました。

それが世界ランキング1位で三連覇を狙っていた最強軍団オールブラックスことニュージーランド代表と元日本代表HCであるエディー・ジョーンズが率いるイングランド代表の戦い。

その圧倒的強さと、迫力ある身振りと表情で話題となった民族舞踊「ハカ」で大会を席巻していたニュージーランド。そんな下馬評では圧倒的に不利な相手に対したイングランド

彼等は試合前、ある仕掛けを施し先手を打ったのです。

それがこのシーン↓

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イングランドは中央で固まるハカに対抗し大きく広がったV字ラインを形成しニュージランドを牽制。

これが日本の戦国時代で使われていた鶴翼の陣に似ていると話題になりました。

 

 

この陣形が勝敗に影響を与えたかは定かではありません。しかしこの戦いの勝者となったのは奇襲を仕掛けたイングランドでした。

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正直これが話題になった時(10月)にこのブログを書き始めていたんですが、他の記事を進めているうちに大会終わっちゃってたんですよね。

戦国時代関連の話題がニュースになる事あんまりないので張り切ってたんですが…

まぁせっかくなんで今回は、一時話題になった鶴翼の陣についてお話ししていきたいなと思います。

 

実は勝率が良くない鶴翼の陣

元々は中国から伝来した8種類の陣形を武田信玄が軍師山本勘助に命じ、独自に作り直させた『武田八陣』のうちの1つである鶴翼の陣(とされています)。

実は戦国時代においては勝率が良い陣形ではありません。

 

上杉謙信と激戦を繰り広げた第四次川中島の戦いでは、武田信玄が使用し苦戦。

徳川家康との戦いとなった三方ケ原の戦いでは、逆に鶴翼の陣を敷いた家康を撃破。

また関ケ原でも西軍が鶴翼の陣を敷いて敗戦しているため、歴史上、鶴翼の陣を敷いた陣営は勝てないというジンクスもあったりします。(関ヶ原の布陣図は数百年後に作成されたものなので、信憑性は高くありませんが)

 

鶴翼の陣の特性

鶴翼は相手を待ち構えて、包み込む『待ち』に特化した布陣。

中央に突撃してきた敵に対しては両翼が攻撃を仕掛ける事で包囲集中攻撃が可能で、どちらか片翼が攻撃を受けても斜め一列になったり(雁行の陣 )縦一列(長蛇の陣 )に変化したりと他の陣形に移りやすい防御に優れた陣形として知られています。

ちなみにイングランドニュージーランドの猛攻を1トライに抑え込み守り勝ちしていますね。

 

ただ鶴翼の陣は互角だったり有利をとれる相手に敷けば有用なんですが、兵力に劣っている相手には中央突破されやすく各個撃破される可能性が高いという弱点も。

三方ヶ原の際には鶴翼と相性の悪い魚鱗の陣を敷いた武田軍が、徳川軍を数の力で押し切り圧倒しています。

 この陣形は事前に相手に優位をとっていなければ効果はあまり発揮できません。

 

 

個人的感想

試合でこの陣形を使ったわけでは無いので直接的に関係は無いのかもしれません。

 

the-ans.jp

 

ですが鶴翼での奇襲の発案者は日本と関係が深いエディー・ジョーンズHCとのことですし、もしかしたら最初から有利に立っているいう気持ちや守り勝つぞという意思表示も込めていたんじゃないのかなと。

2011年のW杯でもフランスも同じような事をやってるみたいなんで(にわか知識)、それを参考にした可能性もありますね。

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なんにせよ今後ジョーンズHCがインタビューなんかで語ってくれればなーとを期待している今日この頃です。

 

では今回はこの辺でー