かるーく巡る戦国時代と武将( ・`ー・´)

戦国時代と武将の考察と紹介をしてるブログです

友によって良くも悪くも 人間関係に関する戦国武将たちの考え方

家族、友人、恋人、上司、部下…etc

生きていく上で人との付き合いは欠かせません。

 

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今回は友達付き合いに関する戦国武将達の考え方についてお話ししていきたいと思います。

 

前田利家

人間は不遇になった時、はじめて友情のなんたるかを知るものだ。

 

前田利家織田信長お気に入りの家臣であり、前田家の三男でありながら信長の新鋭的存在である赤母衣衆筆頭に抜擢され順調な出世コースを歩んでました。

にも関わらず諍い事から信長の小姓を斬殺し出奔してしまいます。

当然の如く怒った信長。利家は最悪死罪になる可能性もありましたが、柴田勝家森可成ら同僚が信長へ取り成したため利家はなんとか謹慎処分で済みました。

浪人生活を送る事になった利家。ですがこの間、給料は当然の如く出ません。

この時の生活がよほど辛かったらしく後に…

 

金があれば他人も世の聞こえも恐ろしくはないが、貧窮すると世間は恐ろしいものだと

 

と口にしていたそうです。

1年以上に及ぶ生活苦から抜け出すべく、手柄を立てようと先輩である可成の元に手柄の立て方を聞きに来た利家。

可成は手柄の立て方を伝授し共に敵方の砦に挑むと一番乗りを利家に譲り、その活躍を称賛し信長に報告します。ほどなくして利家は帰参を許されました。

恐らくはこの時に落ちぶれていく様を見て去っていった人もいたでしょう。しかしそういう人だけでなく可成・勝家のように苦しいときに庇ってくれた人や手を差し伸べてくれたといたからこその上記の言葉だったのでしょうね。

この恩を終生忘れなかったという利家。

こういった経験があってか、様々な武将に親身に接し多くの者達に慕われたそうです。

藤堂高虎

つねに良き友と咄(はな)し、異見を請け申すべく候。
善悪は友によると、聞こえ候事。

常に良い友達と話し、異なった見解を聞くことが大事。人はその友達によって、良くも悪くもなるという意味。


生涯に7度主君を変え様々な環境、様々な主君を見てきた藤堂高虎

成功例も失敗例も多く見てきた彼による『善悪は友によると聞こえ候事』という言葉は自分自身の友達の重要性だけでなく、相手を判断するうえで相手の交友関係は大事だよという意味もあるのかもしれません。

また関ヶ原の戦い後、捉えられた石田三成に対して「自身の軍勢の弱点を聞きたい」と意見を伺ったという高虎。関ヶ原の戦いで刃を交えた三成から鉄砲隊の練度の指摘を受けると感謝の言葉を述べたという有名な逸話からも、高虎が人の意見というものを大事にしていたのか分かります。